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公権力による実力行使とその手続法的統制

ドイツ公法学における議論を対象として

公権力による実力行使とその手続法的統制
著者 森口 佳樹
ジャンル 社会諸科学-法律
出版年月日 1999/12/16
ISBN 9784561963011
判型・ページ数 A5・200ページ
定価 1,870円(本体1,700円+税)
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

行政権を中心とした公権力の実力行使によって,基本権等の権利利益が規制されようとする場合のその手続による統制について,ドイツにおける議論を紹介し,強制執行の手続きの実態を判例を中心に検討する。

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目次



第l部 ドイツにおける裁判官留保制度の適用とその問題点

第1章 13条解釈の基本間題
1 問題意識
2 条文構成による問題点
3 歴史的展開
4 保護法益
5 住居概念
6 遅滞の危険

第2章 判例の展開
1 1971年連邦憲法裁判所決定(高速クリーニング決定)
2 学説による評価
3 1971年連邦憲法裁判所決定以後の判例の展開
4小括

第3章 学説の展開
1 行政手続への適用をめぐる議論
2 13条2項の捜索の概念規定一字義論的定義
3 13条2項と3項との区別論
4 小括

第4章 執行捜索をめぐる諸問題
l 判例の経緯
2 学説による評価と対応
3 小括

第5章 13条における捜索をめぐる諸問題
1 問題意識
2 捜索概念
3 裁判官命令
4 小括

第6章 条例に基づく立入権と13条
1 問題意識
2 決定の要旨
3 論者の評釈
4 検討

第lI部 ドイツにおける行政上の強制執行手続の問題点

第1章 国勢調査における申告義務の強制
1 問題意識
2 問題の所在
3 判例の検討
4 小括

第2章 強制金の性質の変化
l 問題意識
2 デュンヒハイムの議論
3 検討
4 小括
第3章 手続における決定の意義
1 問題意識
2 連邦行政裁判所の見解
3 論者の見解
4 小括

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