内容説明
トヨタ流ブランドマネジャー制度に着目!
石油危機の下で小型上級車シェア50%獲得という無謀にも見える目標に挑んだ技術者たちのドキュメンタリー
昭和40年代末~50年代初めにかけて、唯一、トヨタの旗色が悪かった小型上級車市場のシェアの大幅アップを狙い、マークⅡのモデルチェンジに取り組む主人公たち。
基本仕様に始まり、デザイン、サスペンション、内装など、マーケットの隠れた声に耳を傾けながら、原価や重量などの制約を踏まえながら問題解決し、影も形もなかったクルマを開発し大ヒットするまでに導いたか、その全てに携わった者だけが語れるリアリティ!
ものづくりとマーケティングの両面からトヨタのDNAが伝わる。
トヨタの主査制度は、近年注目されてきているブランドマネジャーと似た制度で、主査は企画・開発・生産・販売の機能の全般を主導し、その結果についてのすべての責任を負う一方、各部署に指示をすることはできないという、ある意味で中途半端な地位ながら、「商品を見れば主査の人柄がわかる」と言われるほど重要なポジションで、世界の大手メーカーも参考にした制度である。
著者は、このマークIIのモデルチェンジにおいて、主査の部下である主担当員として実務を担い、成功に導いている。
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