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経営事例の物語分析  新刊

企業盛衰のダイナミクスをつかむ

経営事例の物語分析
著者 田村 正紀
ジャンル 経営-経営学
出版年月日 2016/10/06
ISBN 9784561266853
判型・ページ数 A5・200ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

特定企業の事例研究は、研究者・学生だけでなく、広く実務家の関心も惹きつける。単独事例とならざるを得ないことが多いものの、その成功や失敗、あるいは成長や衰退、復活、消滅といった盛衰には種々のダイナミクスが働いており、それが経営知識化されれば実務家にとっての有用性はさらに高まる。

そこで著者は、物語分析の活用を提唱する。それは、盛衰のダイナミクスを生み出したプロセスを<出来事>の連鎖からなる物語として解明し、経営知識とする先端手法である。

本書は、その基本的な概念や技法を豊富な事例を交え解説しており、

・どのような事例を選択すべきか

・盛衰ダイナミクスの基本過程はどのようなものか

・過程の各局面で何に注目すべきか

・事例資料をどのように処理していくべきか

などが学べ、研究者と実務家の双方の関心に応える研究が可能となる。

著者の、経営研究方法論のテキストとして先に出版された2冊とも、経営分野を越え広く好評を博しており、本書もさまざまなフィールドで注目されよう。

【佐藤郁哉 同志社大学商学部教授から推薦コメントをいただきました!】

 本書は、近年さまざまな分野において再評価されつつある、物語形式による理論的な事例分析を、経営現象を中心にして独自の観点から体系化した画期的な技法書である。 
 ストーリーないしナラティブの体裁をとった事例研究の魅力は、何といって
も、その直感的な分かりやすさと具体的なエピソードの迫真性にある。その典型は、サクセスストーリー的なビジネスケーススタディである。しかし、それらの成功物語の「お話」は往々にして、ご都合主義的な後講釈ないし後知恵的な解釈に終始することになる。
 本書には、その種の、節操に欠ける疑似科学的な事例分析とは一線を画した、理論事例研究の基本的なフレームワークと実際に分析をおこなう上での数々のアイディアが、著者自身の長年にわたる研究実践を踏まえた上で紹介されている。

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目次

第1章 物語分析とは何か
第2章 経路依存を発見せよ─単純物語分析の基本視点─
第3章 転機と対応─複雑物語のダイナミクス
第4章 消滅・復活・漸進─複雑物語の3つの帰結─
第5章 変数から出来事へ─物語分析の方法論─

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